資金管理ができないと相場で生き残ることができません。
資金管理は身を守るための必須知識
FXはスポーツと同じで絶対にトレードを練習する期間が必要です。例えば、自転車の乗り方が頭で分かっても、乗れるようになるまで練習が必要ですよね。FXの練習期間は個人のセンスや努力によって異なりますが、資金がなくなったら練習中でも退場です。
FX参加者の70%が最終的に退場していくといわれており、最後まで生き残った者だけが継続的に利益を獲得しています。つまり、退場せずに生き残ることができれば、常勝トレーダーに近づけます。
目標を達成するためにFXで稼ごうと行動し始めたのに、練習で退場するのはもったいないことです。資金管理は相場の世界で生き残り、経験を積むために必須の知識になります。
資金管理のやり方
結論からお伝えすると、初心者の方は、資金(証拠金)の1%を損切りの上限額とすべきです。
毎回同じLot数でトレードするのではなく、エントリーと損切り位置の値幅を元にLot数を計算することが大事です。
資金 | 損切り上限(%) | 損切り上限(金額) | Lot数 |
10万円 | 1% | 1000円 | 1万通貨 |
20万円 | 1% | 2000円 | 2万通貨 |
50万円 | 1% | 5000円 | 5万通貨 |
100万円 | 1% | 10000円 | 10万通貨 |
上の表のとおり、資金を増やせば、損切り上限金額も増やせます。1回のトレードコストとして損切りを受入れられる金額で皆さんは損切り設定されていますか?
無計画なLot数でトレードすると資金は直ぐに溶けてなくなります。
トレードリスクにさらせる資金量は人それぞれ異なりますが、損切りして失った時にメンタルに影響しない金額にも個人差があります。
損切り金額は徐々に上げていき、メンタル負荷がかかるようであれば、慣れるまで損切り金額を上げない方が良いです。感情的なエントリーは負けトレードを増やしてしまいます。
リスク・リワードの重要性
相場の値動きは不確実なので、環境認識が正確にでき、理想のポイントでエントリーしても、想定通りに利益が伸びるかは分かりません。
そのため、損少利大が大事になります。勝率50%でも利益が残るよう、損切り値幅を事前に決め、その2倍の利益が期待できる(「リスク・リワードが1:2である)ことをエントリー前に確認するべきです。
例えば、資金50万円、損切り上限1%、勝率40%の人が月10回トレードすると
- 負け:6回 x 5000円 = 30000円
- 勝ち:4回 x 10000円 = 40000円
となり、40%でも利益が残ります。
もちろん、利益が期待通り伸びず、建値撤退することもありますが、リスクリワードを意識することは、損失をコントロールするために必要なことです。
まとめ
身を守る方法を知らずに相場に挑むことは、非常に危険で命にかかわります。生き残ることを最優先に考え、退場せずに経験を積みましょう。